ガソリンエンジンと電動モーターを融合した独自ハイブリッドシステムで、最大4時間超の長時間飛行と高い搭載力を実現。

Acecore Technologies社の「Hybrid Noa」は、長時間飛行と高い搭載能力を両立させた、産業用の高性能ハイブリッドドローンです。

最大の特徴は、ガソリンエンジンで発電し、機体のバッテリーを常に充電し続ける独自のハイブリッドシステムにあります。これにより、標準構成で約3時間（175分）、オプションの燃料タンクを搭載することで最大265分（約4時間25分）という驚異的な飛行時間を達成します。万が一エンジンが停止した場合でも、バックアップ用のバッテリーにより安全に着陸できるフェイルセーフ機能も備えています。

最大6kgのペイロード（最大積載量）を確保しており、高精度なLiDARセンサー、高解像度カメラ、赤外線カメラといった重量のある業務用機材を余裕をもって搭載可能です。この能力により、広範囲にわたる地形の3Dマッピング、送電線やパイプライン、風力タービンといった大規模インフラの精密点検、長時間の監視・警備、災害時の捜索救助など、これまで複数のフライトを要したミッションを一度で完遂できます。

機体は6つのローターを持つヘキサコプター構成で、飛行安定性と冗長性を確保。格納式のランディングギアにより、搭載したカメラの360度のクリアな視界を妨げません。運用可能温度は-15℃から+50℃と幅広く、様々な環境下での運用に対応する高い信頼性も兼ね備えています。